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 平成23年12月20日第18回例会を昼食会・忘年会を兼ねて今泉町内会館で開催しました。 K.N氏から広丸翁狂歌百首のうち3首について次のように解読案の披露があり拝聴しました。
 次回第19回例会は昼食会・新年会を兼ねて平成24年1月24日(火)今泉町内会館で午後12時30分から開催致します。
(事務局J.A)
・まこの年我としやくのたのしみはとその酒もり只の酒もり
  孫の授かる年の私は家族の長としての責任と安堵、新年、長寿を祝うはずの屠蘇が
  酒盛りとなり、日頃の生活もたえず酒盛りが唯一の楽しみ。反省しつつもやはり
  やめられない酒ずきの人間の弱さか…

・とる年に加減のたらぬ春の宿三昧の福茶五味のとそ酒
  依る年波に体調もままならず、春の旅先の宿で身体を気ずかい、薬湯の福茶を飲み、
  五種の薬草を煎じた屠蘇酒を味わう、薬ずけの生活になり、浴びるほど飲んで
  暮らした若き日の郷愁を盃にうかべて…
  【今の世相も旅先で何種類もの錠剤を飲んでいる年寄りのツアー、変りない光景
   ながら風流の漂う、なんともきれいな句に心腹します。】

・杯のおさめとなりてとそ酒をはじめし年の昔恋しき
  酒の飲めなくなった正月を祝う薬用酒に、飲めた昔が恋しい思いからも屠蘇酒が
  薬であり、日頃使われている「おとそ」との違いを理解した。

広辞苑より(参考)
 屠蘇 酒にひたして年始に飲む薬。山倣・防風・白術・桔梗・蜜柑皮・肉桂皮などを
    調合し、紅絹の三角形の袋に入れて多く味醂に浸す。一年の邪気を払い、歳を
    延ばすという。屠蘇散。屠蘇延命散。屠蘇を入れた酒。転じて正月に飲む酒。
 年役 老年であるため、経験に富んだものとして物事の取り扱いを任せられること。
    老年の責務として勤める役。年寄役。
 加減 加えると減らすと。程よく調節すること。また、その状態。程度。ぐあい。
 三味 心を一事に集中して他念のないこと。
    【三昧湯】寺院で、暑気ばらいに沸かす薬湯。
    【三昧場】死者の冥福を祈るために設けた墓地に近い堂。
 福茶 昆布・黒豆・山根・梅干などを加えて煮出した茶。
    大晦日、正月、節分などに縁起を祝って飲む。
   
 
   
今月例会で会員が投句した狂歌です 五十音順にて掲載致しました

  


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